館内に持ち帰られたマミズクラゲ(撮影・趙力)。
ハンドルネーム「成都刀刀」はこのほど子供を連れて大観堰生態公園付近の団地外の池で魚とりをしていたところ、意図せずマミズクラゲを捕まえた。
成都華希昆虫博物館の趙力館長はこれについて、「形態から初歩的に判断すると四川マミズクラゲのようだ。触覚は中華マミズクラゲよりやや短い」と述べた。説明によると、マミズクラゲは原始的で低等な無脊椎動物で、約5億5000万年前に誕生した。専門家の研究によると、マミズクラゲは名実共に「生きた化石」で、その独特な繁殖方法により地球生命の発展の歩みを記録している。そのため「水中のパンダ」とも呼ばれている。
趙氏によると、都江堰青城山で1984年に見つかったマミズクラゲは、四川省の固有種である四川マミズクラゲであることが確認されている。成都大観堰公園の看板には、同じく都江堰灌漑水系に属するとの紹介があるため、大観堰の四川マミズクラゲは都江堰からやってきたものではないかと考えられている。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年9月10日