中国疾病予防管理センター(CCDC)は9日、デルタ型変異株に有効な不活化ワクチンの前臨床研究が国内ですでに終了していることを明らかにした。CCDCの生物安全責任者である武桂珍氏は、「現時点で、このワクチンは、研究室での研究を終え、生産現場における規模化生産に移行するための準備段階に入っている」としている。中央テレビ網が伝えた。
武桂珍氏は、取材に対し、「我々は、広東や上海、北京など輸入症例が比較的多い地域の臨床サンプルからデルタ変異株をある程度の量分離することに成功した。連続継代による3代のクローン純化を経て、ワクチン株の選別・育成と鑑定および三級株貯蔵庫の創設をほぼ完了し、研究段階から生産現場での規模化生産段階に移る準備が進められている」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年9月10日