エチオピアはアフリカのコーヒーの主な生産国の一つ。同国で生産されたコーヒーは非常に香りが良く、とても濃厚な味わいで、高い人気を誇っている。過去10年間、エチオピアから輸出されたコーヒーは年間平均20万トンで、中国はその主な輸出先の一つとなっている。エチオピア・オロミア州の農民・フーセン・モハメッドさんは、「コーヒーを栽培して家族を養っている。中国に僕が作ったコーヒーを提供したい」と語る。新華社が報じた。
湖南省長沙市の高橋大市場には、約20軒のコーヒーショップが並ぶアフリカンコーヒーストリートがある。バリスタの景建華さんは、そのうちの1軒の責任者で、エチオピアからたくさんのコーヒーを輸入して、販売している。コーヒーだけでなく、コーヒーを淹れるのに必要な道具も販売しているほか、バリスタ育成サービスも提供している。「一番美味しいアフリカンコーヒーを中国人に飲んでもらいたい」と景さん。
エチオピアのコーヒーが中国で人気を集めていることは、アフリカの商品が中国市場において大きなポテンシャルを秘めていることを示している。遥か彼方アフリカの人々の「コーヒードリーム」が、一歩一歩実現に近づいている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月9日