国慶節(建国記念日、10月1日)に伴う1日から7日にかけての7連休が終わった。興行収入情報を扱う灯塔専業版が発表した統計によると、8日午前0時の時点で、連休中の興行収入が43億8700万元(1元は約17.3円)、動員数が延べ9300万人を超えた。中新経緯が伝えた。
国慶節に合わせて「長津湖(Chosin Reservoir)」、「我和我的父輩(My Country, My Parents)」、「皮皮魯與魯西西之罐頭小人」、「大耳朵圖圖之霸王龍在行動(Dear Tutu: Operation T-Rex)」、「五個撲水的少年(Water Boys)」、「老鷹抓小鶏」、「拯救甜甜圈:時空大営救」、「探探猫人魚公主」など8作品が集中的に公開され、戦争やコメディ、アクション、アニメなどのジャンルをカバーした。興行収入トップは抗米援朝(朝鮮戦争)を題材にした映画「長津湖」だった。
灯塔専業版の統計によると、2018年から2020年にかけて、中国大陸部で国慶節に合わせて公開された映画の興行収入は、それぞれ19億800万元、44億6600万元、39億6700万元だった。今年は10月8日午前0時の時点で、43億8700万元と、2019年に続く高い数字となった。
今月1日から6日まで、1日当たりの興行収入が初めて6日間連続で6億元を超えたことは注目に値する。
芸恩ソリューションセンターの付亜龍・副社長は、「映画市場の全体を見ると、今年の国慶節に合わせて公開された映画は、新型コロナウイルス発生前の水準にほぼ戻った。また、興行収入が6日連続で6億元以上という、新記録も生まれた。当センターのモニタリングデータによると、映画鑑賞者の満足度は89.1ポイントと、同時期で過去最高となり、中国映画芸術研究センターと芸恩のこれまでのデータをまとめて見ても、過去最高を記録した。興行収入の面でも、雰囲気の面でも、中国の映画市場の力強さを物語っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月8日