中国人民銀行(中央銀行)が8日に発表した今年第3四半期(7-9月)の企業家を対象にした調査報告によると、企業家のマクロ経済に対する注目指数は39.8%と、第2四半期(4-6月)より2.2ポイント下がった。前年同期比では12.1ポイントの上昇だった。またマクロ経済について、企業家の23.9%は「ややクール」、72.6%は「正常」、3.5%は「ややホット」と感じていた。中国新聞社が伝えた。
以下は中国人民銀行が、中国全土(西蔵<チベット>自治区を除く)の工業企業5000社以上を対象に実施した調査の結果となる。
調査では、原材料購入価格体感指数は72.0%で、第2四半期より5.6ポイント下がった。前年同期比では13.4ポイントの上昇だった。うち、第3四半期の原材料の購入価格について、企業家の47.1%は「上がった」、49.6%は「横ばい」、3.2%は「下がった」と答えた。
また経営景気指数は56.6%で、第2四半期より3.1ポイント下がった。前年同期比では7.2ポイントの上昇だった。第3四半期の経営状況について、企業家の26.2%が「比較的良かった」、60.8%が「普通」、13.1%が「比較的悪かった」と答えた。
同日発表された今年第3四半期の都市部の預金者アンケート調査報告によると、収入について、住民の13.8%が「増えた」と答え、第2四半期より1.1ポイント下がった。また、71.8%が「ほぼ変わらない」と答え、同0.8ポイント下がった。14.4%が「減った」と答え、同1.9ポイント増だった。銀行を対象にした調査結果によると、銀行のマクロ経済注目指数は38.6%で、第2四半期より7.3ポイント下がった。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月9日