中国雇用市場の景気レベル 昨年4-6月期からの上昇続く

人民網日本語版 2021年10月27日15:42

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このほど発表された2021年第3四半期(7-9月)の「中国雇用市場景気報告」によると、21年7-9月期のCIER指数(中国雇用市場景気指数)は2.15だった。求人数の減少幅が求職者を下回った影響により、同指数は前期に比べて季節的な回復上昇傾向を示し、前年同期比でも著しく上昇した。中国新聞網が伝えた。

同報告によると、季節分解の手法を用い、季節要因の影響と不規則変動を取り除くと、CIER指数(トレンド・周期成分)は20年第2四半期(4-6月)に段階的な低水準に達した後に上昇を続け、21年第3四半期も引き続き上昇傾向を示した。

同報告は、「業界別に見ると、21年7-9月期は教育・研修・教育機関業界の同指数が最高だったが、求人・求職ともに人数は減少が目立った。仲介サービス、物流・倉庫、娯楽・スポーツ・レジャー、専門サービス・コンサルティング(財務会計・法律・人的資源など)、インターネット・ECなどの業界の指数も引き続き高かった」とした。

また職業別にみると、技術者・オペレーターの指数が最高で、教育・研修、調理・食品開発、映画テレビ・メディア・出版・印刷、販売業務などの指数も高く、多くの職業で前期比でも前年同期比でも指数が上昇した。

地域・都市別に見ると、同期には大半の地域・都市の同指数が季節的な回復上昇傾向を示した。このうち東部地域と東北地域の同指数が前年同期比で上昇した。特に長江デルタ地域と珠江デルタ地域の一線都市・新一線都市などでは、指数が前年同期に比べ明らかに上昇した。中部・西部地域の指数は前年同期比で低下し、特に一部の二線都市・三線都市などで低下し、求職者の増加幅が相対的に大きく、指数は前年同期比で低下した。

企業の規模・性質別に見ると、大手企業の同指数が最高で、中小零細企業は相対的に低かった。同期の上場企業と民間企業の同指数は相対的に高く、国有企業は引き続き最低で、競争の激しさがうかがえた。

同報告によると、計量モデルの予測に基づくと、21年第4四半期(10-12月)の指数は第3四半期を上回り、20年と19年の同期の水準も上回る見込みという。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年10月27日

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