第4回中国国際輸入博覧会の医療機器・医薬保健展示エリア及び食品・農産物展示エリアの説明会が23日に会場の国家エキシビションセンター(上海)で行われた。エリアの責任者の説明によると、今回は医療エリアで初公開される各種の初公開の新製品や新技術がこれまでの輸入博をはるかに上回った。一方、食品エリアには100ヶ国近くから1千社を超える企業が出展するという。中国新聞社が伝えた。
医療エリア責任者の呉珺氏は、「今回の博覧会の医療展示エリアには33の国と地域から企業350社近くが出展し、このうちフォーチュン・グローバル500に入るトップ企業は70社を超え、エリアには一流企業と一流製品が集まり、『世界初』、『アジア初』、『中国初』の製品が過去最多だ。たとえば中国で初公開される米アボット・ラボラトリーズのブルートゥース対応の植え込み型除細動器(ICD)や両室ペーシング機能付き植え込み型除細動器(CRT-D)、アジア初公開の米ジョンソン・エンド・ジョンソンの電子気管支内視鏡手術支援ロボット、中国初公開の山東立博迪科学儀器股份有限公司の携帯型腹膜透析装置などがある」と説明した。
食品エリアにはフォーチュン・グローバル500に入る企業とリーディングカンパニーが30社近く出展し、5大穀物メジャー、リキュール・ワインのトップ2グループが出展するほか、乳製品の世界上位8企業のうち6社も出展する。出展企業は中国の消費高度化のニーズに合わせて、業界の発展トレンドを牽引し、科学技術・イノベーションを反映した新製品、栄養と健康に配慮した植物由来原料の食品、有機食品、機能性食品などを発表し、世界の先端食品生産技術を全面的に展示する。たとえばニュージーランドのフォンテラとThelandはオメガ3系の多価不飽和脂肪酸を豊富に含む放牧牛乳、初出展のスコットランドのエドリントングループは世界で最も高価なウィスキーのザ・マッカランを出展し、タイのCPグループはタイ初の多品種植物由来の人工肉を出展するという。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年10月25日