上海の野良猫「羅恩」が最近、中国のネットで大きな話題となっている。中国新聞網が報じた。
羅恩は「トレーニング」を経た後、上海の新華路にある喫茶店に「就職」。そのポストは、ネズミを捕まえる「探偵」だ。就職して1ヶ月半の間に、すでにネズミを3匹捕まえたといい、なかなかの業績を収めている。
「探偵」の姿を一目見たいと、好奇心からその喫茶店に足を運ぶと、店のガラスの扉にはパイプをくわえた「看板店員」羅恩の写真を加工したイラストが貼られ、客を出迎えていた。
羅恩の写真を加工したイラストが貼られた喫茶店のドア(撮影・李秋瑩)。
喫茶店のバリスタ・韋豪さんは、「羅恩は人を怖がらず、人懐っこい。人を見ると、なでてもらおうと、すぐに横になる」と話す。
「探偵」羅恩(撮影・徐明睿)。
店の中には、「ペット健康免疫証」、プロフィールが表記されたプレート、「探偵」羅恩の詳しい生活ガイドといった、羅恩の各種資料まで揃っている。さらに、本格的なオファーもあり、「拝啓 Mr羅恩、あなたを当店の『探偵』に任命したことを、お知らせできることをうれしく思います。職務を全うし、店のルールを守ってください。トラブルを起こしたり、勝手に持ち場を離れたり、転職したりしないでください。真面目に仕事をし、同僚と協力するチームワークを大切にしてください」と書かれている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月2日