今月15日、ある牧畜民は、「警察の皆さんがいなければ、この1年の元手が無に帰すところだった」と話しながら、警察官の手を握って、なかなか放そうとしなかった。人民網が報じた。

内蒙古(内モンゴル)自治区呼倫貝爾(フルンボイル)市の多くの地域ではここ連日、吹雪に見舞われ、最低気温は氷点下17度にまで下がった。15日午後1時ごろ、同市の国境管理支隊が管轄するエリアの国境派出所は、「牧畜民3人が吹雪で身動きが取れなくなり、ヒツジ約300頭の行方が分からなくなった」という通報を受けた。
通報を受けた派出所は直ちにスコップやロープといった道具を手に現場に駆けつけ、約2時間かけて、身動きが取れなくなっていた牧畜民3人を保護し、安全な場所へと避難させた。
その後、警察官は車で吹雪の草原を走り回って隅々まで捜索し、約6時間後の午後9時ごろにヒツジの群れをついに発見。ヒツジが無事発見されたことで、牧畜民は約80万元(1元は約17.95円)の損失を回避することができた。

警察官の閆鑫さんは、「フルンボイルでは、毎日欠かさずパトロールをしている。牧畜民にとってヒツジは命のようなもの。当時は吹雪となっており、あれこれ考える暇もなかった。私たちは当然すべきことをしただけ」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年10月20日
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