北京市重大プロジェクト建設指揮部弁公室によると、北京冬季五輪・パラリンピックの開会式・閉会式の会場となる北京国家体育場(愛称・鳥の巣)の改修工事は28日に完了し、これにより冬季五輪・パラ会場と関連インフラの建設作業が全面的に完了した。
同弁公室の丁建明副主任は、「2017年3月31日に北京市が冬季五輪・パラプロジェクト建設の『着工指令』を出してから、数万人に及ぶ建設作業員が『一時も停止してはならない、一歩も踏み誤ってはならない、1日も遅れてはならない』との要求を踏まえて全身全霊で作業に取り組んだ。現在、北京市が建設の責任を負う北京冬季五輪・パラの北京競技エリアと延慶競技エリアの8つの競技会場、16の競技会場以外の施設はすべて北京冬季五輪・パラリンピック組織委員会に引き渡しされ、31の関連インフラすべてで使用がスタートした」と説明した。
丁氏によると、北京五輪・パラの準備作業はラストスパートの段階に入っており、競技時の需要に合わせ、北京競技エリアと延慶競技エリアでは臨時の施設の設置作業が全面的にスタートする。臨時の施設とは主に観客の観戦のためのシステム、選手へのサービスのシステム、テレビ中継、新型コロナウイルス感染症対策、物流などの機能を担う施設を指し、年内に設置が全面的に完了する見込みだ。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年10月30日