北東アジア生物多様性研究センターが13日、東北林業大学内に設立された。これは中国初の北東アジアの生物多様性の研究を専門とする科学研究センターだ。同センターは植物、動物、微生物、昆虫、遺伝的多様性、生態系の研究を展開し、北東アジアの生物多様性の世界の生物多様性保護における戦略的地位と科学の問題に焦点を当て、基礎的、応用的、保護戦略などの研究を展開し、地球生命共同体の構築のために力を貢献する。科技日報が伝えた。
同大の李斌学長は、「本学の前世代の動植物学者はさまざまな苦労を重ね、中国の東北地域における生物多様性保護事業の基礎を固めた。彼らは東北全域を踏破し、複数の学術的大作を出版した。ロシア、日本、韓国、朝鮮などの北東アジア諸国の研究機関と国際交流・協力を展開する基礎を固め、生物多様性の保護で実り多い成果を上げた。北東アジア生物多様性研究センターは開放・包摂・ウィンウィンの理念を堅持し、中国内外の大学及び科学研究機関と協力し、大学内外の質の高い資源を統合し、共同の研究開発と集中的研究開発により、世界の生物多様性の保護、人と自然の調和した共生の促進に向け、本学と協力機関の共同の知恵を貢献する」と述べた。
北東アジア生物多様性研究センター学術委員会会長には、中国科学院植物研究所の馬克平研究員が就任。委員には中国林業科学研究院、東北林業大学、北京林業大学、吉林農業大学、ソウル大学、東京大学、熊本大学などの研究機関の専門家が含まれる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年11月15日