外交部の報道官は11日、米国が開催した「民主主義サミット」について、「このサミットの開催は、イデオロギーで線引きをし、民主主義を道具や武器に変え、民主の名の下に反民主的な行動をとり、分裂と対立をあおり、米国内で発生している対立を転嫁し、その覇権的な地位を守るものであり、国連を中核とする国際体系と、国際法を基礎とする国際秩序を破壊するものだ」と指摘しました。
報道官はまた、「米国は『民主主義の灯台』ではなく、米国式の民主主義はすでに民主主義の本質から乖離している。どのような民主の道を取るかは、その国の人々が選ぶべきことであり、外部から押し付けるべきではない。中国の民主は、国の発展を推進し、社会の進歩を促進し、人民の幸福を実現した。民主主義を掲げながら分裂と対立をあおるような行いは歴史に逆行し、世界に動揺と災難をもたらす。それでは国際社会の強い反発を受けるだけだ」と示しました。
報道官は最後に、「世界はいま、新型コロナウイルス感染症のパンデミックと100年に一度の大変局が重なり、各国の相互連係と依存関係は日々深まっている。この時期にこそ、国際社会は国連憲章に代表される国際関係の準則を踏まえて、団結と協力を強化しなければならない。中国は各国と共に、平和、発展、公平、正義、民主、自由という全人類共通の価値観を発揚し、国際関係の民主化を積極的に推進し、人類運命共同体の構築の推進ためにたゆまず努力していきたい」と強調しました。
中国国際放送局(CRI)より 2021年12月11日