ノルウェーのシグネ・ブルーデセット駐中国大使(撮影・張若涵) |
ノルウェーのシグネ・ブルーデセット駐中国大使はこのほど、人民網の単独インタビューに応じ、来年の北京冬季五輪に同国が選手とサポートスタッフ計300人余りからなる大規模な選手団を派遣することを明らかにした。人民網が伝えた。
ブルーデセット大使は、ノルウェーがクロスカントリー、バイアスロン、アルペンスキーなど多くの種目に参加することを明らかにしたうえで、2022年北京冬季五輪に大きな期待を表明し、「ノルウェーの選手達は積極的に準備を進めている。ノルウェーは冬季五輪のメダル獲得数が最多の国であり、来年の大会で良い成績を収めることを望んでいる」とした。
冬季五輪は中国とノルウェーの距離を縮め、両国のスポーツ協力を深める機会となった。2017年4月、両国のスポーツ当局はスポーツ協力に関する覚書に署名。その後も、多くの交流・協力実施計画に続々と署名した。ブルーデセット大使によると、両国の冬季スポーツ交流・協力は2017年以降に大きく発展した。冬季スポーツの強豪国であるノルウェーは、中国にとって冬季スポーツ種目の海外練習協力の重点国だ。クロスカントリー、バイアスロン、スキージャンプの多くの中国選手が、大会に備えるためにノルウェーを訪れ、ノルウェー人コーチの指導の下、地元の選手達と共に練習を行っている。
ブルーデセット大使は「冬季スポーツにおけるノルウェーと中国の協力は、オリンピック・ムーブメントの参加精神を生き生きと物語っている。私達はさらに多くの国々が冬季スポーツに参加し、各国が交流し合い、参考にし合い、手を携えて協力することを希望する」とした。
中国とノルウェーの関係は着実に発展しており、両国間の協力には大きな将来性がある。ブルーデセット大使は、両国が冬季スポーツ以外にも、経済、新エネルギー、環境の持続可能性などの分野で深く協力し、実り豊かな成果を挙げてきたことを指摘し、今後社会福祉面でも交流と協力を深めることに期待を表明した。「ノルウェーと中国の二国間協力は非常に広範なうえ、健全で安定し、勢いよく発展するという望ましい状態にある」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年12月15日