鏡を見ることでダイエット！？

お正月が過ぎると、また体重が増えたあなたには朗報だ。暇な時になるべく鏡を見るとダイエットに役立つことが、研究によって明らかになった。北京青年報が伝えた。

鏡を見るのは普通のことで、誰でも自分のルックスを気にするからだ。このほど米国の学者が発表したある研究は、過去10年近くにわたり鏡を見ることが肥満患者の行為への影響に関する文献を回顧分析し、肥満患者が鏡を見ることでダイエットに役立つと指摘した。その健康的な飲食行為に対して積極的な促進効果があるというのだ。

実際にこれは鏡による療法の一種で、認知行動療法の範疇に属する。

研究により、この療法に非健康的な食べ物の摂取を抑える効果があることが分かった。ある学者が2016年に行った鏡の味覚への影響に関する4件の研究では、鏡を見ることで非健康的な食べ物の味が悪くなり、その摂取を抑えることができ、さらにより健康的な食品を選ぶ傾向を強めることが分かった。

研究者さらに、鏡を見ながら食事をすると食べる量が減り、しっかり噛みゆっくり飲み込むことを発見した。鏡に見られながら食事をするのは良いことだ。また鏡による療法によりストレスを和らげ、ダイエットの自信を深め、減量するのにプラスだ。

太っている人は常に自分のスタイルに不満を持ち、自暴自棄に陥りやすい。研究では、鏡を見ることでこの不満の感覚を和らげ、自分に対する見方を変え、自尊心を取り戻せることが分かった。研究者は、ダイエットが必要な肥満者が、毎日数分かけて鏡で自分を見つめ直すことで、ダイエット効果があると指摘した。

鏡による療法が、うつ、不安障害、神経性拒食症または過食症、薬物依存、慢性痛など複数の疾患や精神障害の治療で予想外の効果を発揮することが、すでに多くの研究で明らかになっている。（編集YF）

「人民網日本語版」2022年2月9日