
北京冬季五輪会場の雪道沿いには、凄腕の技術を持った一団がいる。彼らは、中国の初代アルペンスキー競技担当の医師たちだ。国家アルペンスキーセンターの施設副医療官を務める袁強医師は、北京積水潭医院脊柱外科の主任ドクター。袁医師は、「負傷した選手のもとへ4分以内に駆けつけるために、スキー医師は、張家口市崇礼で3年間にわたるトレーニングを続けてきた。体感温度が氷点下60度まで下がる時もあるため、救助実習トレーニングの際に、手袋をはずしたりするとたちまち手が凍えてしまうという。スキー医師は、凍った急斜面の雪道を、15キログラムもある救急キットを詰めたリュックサックを背負いながらすいすいと滑り降りていく。スキー医師の多くは訓練期間中に、スキーインストラクターの国際資格を自費で取得したのだという。(編集KM)

「人民網日本語版」2022年2月18日
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