国防部(省)の譚克非報道官は24日午後の定例記者会見で、日米の台湾地区関連発言に関する質問に対し、「我々はいかなる形の外部勢力の干渉及び『台湾独立』分裂の企ても断固として打ち砕く」と表明した。
【記者】報道によると、日本の岸信夫防衛相は米国の駐日大使と会談した際、中国による「一方的な現状変更の試み」、朝鮮半島、ロシアとウクライナの衝突などの問題に言及した。岸防衛相は、地域の安全保障情勢は楽観を許さないとし、「両国は民主主義や法の支配といった普遍的価値観を断固として守らなければならない」と述べた。これに先立ち、日米の定める新たな「日米共同作戦計画」草案には、いわゆる「台湾有事」対処の意図があるとの論評もあった。これについてコメントは。
【譚報道官】台湾地区問題に関して、しばらく前から日米は国際関係の基本準則を無視し、中国の内政に粗暴に干渉し、様々な場で台湾地区関連の議題を故意に誇張し、みだりに取り上げている。こうした言動は「台湾独立」勢力に誤ったシグナルを送り、台湾海峡の平和と安定を深刻に脅かすだけでなく、国際社会に対しても、国際ルールを破壊し、他国の主権を侵害し、地域に動揺をもたらしているのが一体どの国々であるのかを一層はっきりと認識させることになる。国家の主権及び領土的一体性を守る中国人民解放軍の決意と意思がこれによって揺らぐことはみじんもないということを、指摘しておく必要がある。我々はいかなる形の外部勢力の干渉及び「台湾独立」分裂の企ても断固として打ち砕く。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年2月25日