中国外交部(外務省)の25日の定例記者会見で、汪文斌報道官が米国の中国関連発言に関する質問に答えた。
【記者】米国国務省報道官が先日、中国は「安全保障の不可分性」の原則を含むロシア側の主張を繰り返し続けていると発言したことについて、中国側としてコメントは。
【汪報道官】中国は、米側の事実をねじ曲げた不当な非難に反対する。「安全保障の不可分性」はロシアのみの主張では決してなく、米国を含むNATO加盟国、数多くの欧州諸国及び国際社会が一致して認め、受け入れている重要原則だ。この原則は、1975年の「ヘルシンキ最終文書」、1990年の「新欧州のためのパリ憲章」、1997年の「NATO・ロシア基本議定書」、1999年の「欧州安全保障憲章」など重要文書にすでに記載されており、米国はその調印国または参加国だ。 歴史を忘れることは最大の裏切りであり、合意を否定することは深刻な結果を招く。信義に背くこのような米国のやり方は、一国主義と歴史修正主義の典型であり、現在の欧州に安全保障上の危機をもたらした根本的原因である。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年4月26日