在米国中国大使館は現地時間26日、中国人民解放軍建軍95周年記念レセプションを開催した。中国新聞社が伝えた。
秦剛駐米大使は基調演説で、「過去95年間、中国共産党の指導の下、人民解放軍は人民の解放、国家の独立、民族の復興のために卓越した貢献を果たしてきた。中国は平和的発展路線を堅持し、防御的国防政策を遂行している。中国の軍隊は常に世界平和の維持者であり、貢献者である」と表明。
「ニクソン大統領の訪中から今年で50年になる。50年前、中米両国の上の世代の指導者は非凡な知恵と卓見をもって、中米交流の大きな扉を開いた。50年後の今日、中米関係は再び新たな岐路に差しかかっている。中国と米国は、異なる社会制度、異なる発展路線、異なる歴史・文明を持つ両大国が、この地球上で平和的に共存する道を共に探る必要がある」と指摘した。
秦大使は「台湾問題は常に中米関係における最も重要かつ敏感な核心的問題である。中国政府は台湾海峡の平和と安定を重視しており、国家の平和的統一の実現に最大限の努力を尽くすことを望んでいる。だが『台湾独立』分裂勢力とその活動は、台湾海峡の平和と安定に対する最大の脅威となっている。もし台湾地区の中国からの分裂を企て、中国側の譲れぬ一線に執拗に挑戦する者がいれば、中国の軍隊は必ずや断固たる力強い措置を講じて、国家の主権及び領土的一体性を断固として守る」と強調。
「両軍関係の安定維持は、中米関係にとって極めて重要だ。今年4月以降、両軍上層部は電話を含む会談を3回行い、次の段階の交流に向けて良好な基礎を築いた。双方が共に努力し、意思疎通と交流を強化し、軍事的相互信頼を増進し、リスクと危機を管理・コントロールし、テロ対策と平和維持、軍事医学、軍事環境保護など利益を共有する分野で協力を推進し、両国・両軍関係の安定的発展を後押しするために積極的に努力することを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年7月28日