雲南省紅河哈尼(ハニ)族彝(イ)族自治州元陽県に広がる棚田では、実りの季節を前にして稲が緑から黄色へと変わりつつあり、広大な棚田はまるで緑色の波が天から打ち寄せてくるかのようで、さながら山肌に翡翠をはめ込んだ象嵌細工のようにも見える。 人民網が伝えた。
紅河ハニ棚田群は紅河ハニ族イ族自治州の南部に位置し、元陽、紅河、金平、緑春の4県に分布している。総面積は約6万6700ヘクタールで、山水と田園とが織りなす風景の中で、ハニ族などが1300年余りにわたって代々暮らしてきた。
2013年、第37回世界遺産委員会で、「紅河ハニ棚田群の文化的景観」が世界遺産に登録された。これは中国の45件目の世界遺産であり、中国で初めての民族名を冠した農耕文化をテーマとした活きた世界遺産となった。(編集AK)
「人民網日本語版」2022年8月24日