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米国の「Withコロナ」の最新の「代償」に懸念 米メディア

人民網日本語版 2022年10月11日14:18

感染者、入院患者数、死者数が増加し続け、後遺症が深刻で、ワクチンのブースター接種率が低く、政府の準備が不足する中、今年の冬は新たな感染拡大に見舞われるかもしれない。米国の少なからぬメディアは最近、自国と欧州の新型コロナウイルスの感染状況と推移に懸念を表明している。人民網が伝えた。

米ブルームバーグは、米国では「Withコロナ」の代償は公衆衛生の専門家の予測よりも大きくなると指摘する。現在までに、米国ではすでに22万6000人が新型コロナウイルス感染により死亡。新型コロナによる長期後遺症はすでに新型コロナ自体と「平行」する問題となり、多くの人々が「ロングCOVID」の症状を患っている。より良いワクチンと治療方法が開発されなければ、この数字は100万人規模のスピードで増加していく。米誌「USニューズ&ワールド・レポート」によると、「ロングCOVID」を患った米国の成人のうち、81%は日常生活を送る能力が損なわれ、25%が日常生活を送る能力が「深刻に損なわれた」。今年9月下旬までに、新型コロナに感染した成人のうち、15%が「ロングCOVID」の症状を患っている。

米CNNの10月7日の報道によると、気温の低下に伴い、欧州は新たな新型コロナの感染拡大を迎える恐れがあり、専門家は100種類以上の新たな変異株が発見され続けているとしている。先週の欧州の感染者数は先々週比8%増加の150万人に達した。英国では1週間の入院者数が45%、イタリアでは32%増加した。欧州の人々は、新型コロナは収束したという判断がもたらすのは偽りの安心であり、実際には多くの政府は新たな感染拡大への準備が不足しており、感染への対応状況も完全には公表していないと考えている。

米NPRは最近の報道で、米国で新型コロナウイルスの感染者数が近く激増する初期的な兆しがあることを指摘した。米国の感染症研究の専門家は、冬の訪れに伴う欧州での感染者数の激増は、米国でも同様の事態が近く発生することを告げていると指摘する。米国各地の排水の検査で新型コロナウイルスの含有量がすでに増加していることに加え、ワクチンのブースター接種率の低さが感染状況をさらに深刻化させる恐れがあるという。CNNは、今冬から来年3月にかけて、米国では1日あたり1万6000人が新型コロナ感染で入院し、1200人が死亡すると予測する。(編集NA)

「人民網日本語版」2022年10月11日

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