先ごろ、国家2級保護鳥類に指定されているナンキンオシが確認されていた雄安新区から、再び朗報が届いている。それは、同区にある白洋淀でこのほど、「国が保護する重要な生態・科学・社会的価値のある陸生野生動物リスト」に記載されている国家「三有」保護動物であるギンムクドリとキバラガラ、タヒバリ、ハチジョウツグミが観測されたというものだ。これにより、白洋淀では現在までに観測された野鳥の種類が242種に上り、雄安新区設立前に比べ36種増えた。その内訳は、国家1級保護鳥類が10種、国家2級保護鳥類が44種、国家「三有」保護動物及びその他鳥類が188種となっている。人民網が伝えた。
同区設立から5年以上が経ち、白洋淀の生態環境の修復と保護活動のレベルは持続的に向上している。2021年から、白洋淀水域の水質は3類及びそれ以上の基準に安定して達しており、中国全土の優れた湖リスト入りを果たし、野鳥に優れた生息と繁殖の環境を提供している。
また、生態環境の改善にともない、ますます多くの野鳥が同地に姿を現すようになっており、「鳥たちのパラダイス」という白洋淀の美しい風景を再び目にすることができるようになっている。世界的にも近絶滅種に指定されているアカハジロや国家1級重点保護動物に指定されているソデグロヅル、ノガンといった数多くの希少な鳥類が次々と姿を現し、きれいに澄んだ水域と鳥たちの飛び交う景色が広がっている。(編集TG)
「人民網日本語版」2022年11月9日