中国が申請した「中国の伝統的製茶技術とその関連習俗」が北京時間11月29日夜、国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産保護条約第17回政府間委員会の審査を経て、「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」へのリスト入りを果たした。これにより、中国は合計43件の無形文化遺産がユネスコ無形文化遺産リストに登録されたことになり、その数は世界でトップとなっている。人民網が伝えた。
資料によると、「中国の伝統的製茶技術とその関連習俗」には茶園の管理、茶摘み、手作業による製茶に関してだけでなく、茶の飲用と共有されている知識・技・実践が含まれている。茶師は現地の風土に基づき、茶を釜炒りするための鉄釜から、茶葉を乾燥させる時に使う竹匾(竹で編んだ底の浅い平たい大ざる)や烘籠(竹で編んだカゴ)といった道具を使用し、「殺青(茶葉に熱を加えて、酸化酵素の働きを止める作業)」や「悶黄(茶葉に余熱と湿り気が残っている状態で堆積し、蒸らすようにして発酵させる工程)」、発酵といった技術を用いて、緑茶、黄茶、黒茶、白茶、烏龍茶、紅茶の6大分類のほか、花茶といった再加工茶へと発展させていき、色、香り、味、見た目の異なる2000種類以上の茶で人々の多様なニーズを満足させている。(編集TG)
「人民網日本語版」2022年11月30日