中国の9割と世界の5割の携帯電話、北斗の信号に対応

人民網日本語版 2022年12月19日13:24

北斗衛星測位システムサブチーフエンジニアの郭樹人研究員は15日、「中国国内の90%、世界の50%の携帯電話が北斗の信号に対応している。また北斗システムに基づき応用サービスを提供する関連製品はすでに120数ヶ国・地域に進出している」と述べた。中国新聞網が伝えた。

郭氏は、中国工程院が同日北京市で開催した世界工学フロンティア・世界10大工学成果発表会2022で、「アップルが2020年10月中旬にリリースしたiPhone12は北斗の信号に対応している。これは北斗測位がモバイル端末設備の全種類カバーを示している。北京市では現在北斗衛星20基が人々に航法・測位を提供している。移動のルート計画と到着時間は北斗測位ビッグデータによって計算される」と述べた。

北斗による土地権利確認、精密農業、スマート港湾などがすでに、ASEAN、南アジア、東欧、西アジア、アフリカなどでの応用に成功しており、現地の経済・社会の発展に寄与し、衛星測位の建設・発展の成果が共有されている。ドイツ航空宇宙センター(DLR)は、衛星間リンクのサポートにより、「北斗の軌道精度は世界一だ」と評価した。

郭氏は、「2003年に完成した北斗1号は中国の衛星測位システムの有無の問題を解決し、現在すでに退役している。中国初の世界に無料でサービスを提供する宇宙インフラとしての北斗2号は、すでに12年間連続で安定運営し、30億人にサービスを提供している。現在は北斗2号・3号の計45基の衛星が軌道上でサービスを提供している。北斗システムは20数年にわたり安定的に運営し、中断したことはない」と述べた。

また、中国が北斗システムの建設・発展を通じ独自に開発した500種以上の宇宙レベル製品の中核部品の100%が国産化されている。北斗部品はすでに中国国内のその他の宇宙型式の中で19万点余り推進・拡大している。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年12月19日

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