解放軍報はこのほど、著名な専門家や学者、権威あるジャーナリストと共に、2022年度の10大国際軍事ニュースを選出した。選考作業に参加した専門家や学者、ジャーナリストは「2022年、世界は激動と変革の中、迂回しながら前進し、安全保障上の様々な脅威が交錯した。米欧はイデオロギーで線引きをし、いわゆる競争相手を標的に『科学技術の独占・封鎖、障壁の設置』を行い、米国の一国主義と覇権主義的行為が世界の平和と安全にとって最大の障害となった。一部地域では安全保障上の紛争問題が悪化するリスクに直面し、テロ対策など非伝統的安全保障上の問題にも新たな変化があった。主要な大国はハイテクの軍事的実用化・応用を加速し、機先を制して軍事競争における優位性を確保しようとしている。中国はグローバル安全保障イニシアティブを打ち出し、中国軍は国際人道主義活動に積極的に参加し、人類運命共同体の構築に新たな重要な貢献を果たした」との認識で一致した。解放軍報が伝えた。
2022年度の10大国際軍事ニュースは以下の通り(得票数の多い順)。
(1)中国がグローバル安全保障イニシアティブを提唱。
(2)中国の3隻目の空母が進水。
(3)中国軍が複数の国際人道主義活動に参加。
(4)米国が世界の戦略的安定性を破壊する報告書を複数発表。
(5)ロシアがウクライナに対する特別軍事作戦を発動。
(6)NATOが新たな「戦略概念」を採択し、北への拡大を正式に始動。
(7)日本が「反撃能力」の強化へと防衛政策を変更。
(8)無人機が軍事競争の新たな焦点となる。
(9)米国が宇宙の軍事化の歩みを加速。
(10)ドイツが国防政策を根本的に変更。
(編集NA)
「人民網日本語版」2022年12月29日