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イラスト作成・馬宏亮(イラストの著作権は人民網が保有。無断転載禁止) |
米シリコンバレー銀行の破綻による金融市場の動揺が、欧州の銀行システムにも波及している。クレディ・スイス銀行、ドイツ銀行などの株価が次々に下落するなど、米国の急進的な金融政策による負の影響が連鎖的なドミノ効果を生んでいる。
インフレ抑制のため、米連邦準備制度理事会(FRB)は過去1年間過激な利上げを行ってきた。2022年3月からすでに累計450ベーシスポイントの利上げを行っており、政策金利はすでに0.25%から4.75%へと引き上げられた。イエレン米財務長官は、「シリコンバレー銀行破綻の核心的問題は、FRBの相次ぐ利上げにより同行の保有する金融資産の価値が下がり続けたことにあり、テクニカルな問題ではない」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年4月3日