中国・中央アジアサミットが5月18、19両日に陝西省西安市で開催される。習近平国家主席がサミットの議長を務め、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの5ヶ国の大統領が招待を受けて出席する。ここでは、中国と中央アジアの交流や協力の状況をデータで見てみよう。新華社が伝えた。
■5ヶ国が共に中国と「一帯一路」協力文書に署名
2014年9月13日、中国とタジキスタンはシルクロード経済ベルトの建設推進に関する覚書に署名した。
2014年12月14日、中国とカザフスタンはシルクロード経済ベルトの建設推進に関する覚書に署名。2016年9月2日にはシルクロード経済ベルトの建設とカザフスタンの新たな経済政策「ヌルリ・ジョーリ」(明るい道)の連携協力計画に署名した。
2014年12月29日、中国とキルギスはシルクロード経済ベルトの建設協力に関する議定書に署名した。
2015年6月15日、中国とウズベキスタンはシルクロード経済ベルト建設イニシアティブの下での互恵的経済・貿易協力拡大に関する議定書に署名した。
2023年1月6日、中国とトルクメニスタンは「一帯一路」(the Belt and Road)共同建設イニシアティブ及びトルクメニスタンの「シルクロード復興」戦略の連携に関する覚書に署名した。
■2022年に中国と中央アジアの貿易額は700億ドルを突破
中国は長年続けて、中央アジア諸国にとって最大かつ主要な貿易相手国であり続けている。
中央アジアの小麦、大豆、ドライ・フルーツ、果物、牛肉、羊肉など数10品目の良質な農産物が中国に輸出され、双方間貿易の均衡ある健全な発展を効果的に促進している。
2022年に中国と中央アジア諸国間の貿易額は過去最高を記録した。
■中欧班列の80%近くが中央アジアを経由
2022年末時点で、国際定期貨物列車「中欧班列」は累計で6万5000便以上運行し、600万TEU以上の貨物を輸送し、その額は3000億ドル(1ドルは約135.9円)相当に達した。
中欧班列はすでに82路線が開通し、欧州24ヶ国の200以上の都市をつなぎ、点から線へ、線から網へと次第に発展している。
このうち中央アジアを経由する中欧班列は全体の80%近くに達する。
■中国と中央アジアの友好省州は62組に
2022年1月25日、習近平国家主席は中国と中央アジア5ヶ国の国交樹立30周年を記念するオンラインサミットで、中国・中央アジア民間友好フォーラムの開催と、今後5~10年で中国と中央アジア5ヶ国の友好都市を100組にまで増やすことを提唱した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年5月15日