2013年10月3日、習近平国家主席はインドネシアの国会で重要演説を行い、21世紀の「海のシルクロード」の共同建設を初めて打ち出した。
「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブの重要な一部である21世紀の「海のシルクロード」共同建設イニシアティブを打ち出して間もない2014年、インドネシアのジョコ大統領が「グローバルな海洋軸(GMA)」構想を打ち出した。その後、「一帯一路」共同建設イニシアティブとGMAの戦略的連携は強化され続け、ジャカルタ・バンドン高速鉄道、地域総合経済回廊、「2ヶ国、ツインパークス」など重要な協力プロジェクトの建設が後押しされた。
2022年11月、インドネシアを再訪した習主席はジョコ大統領との会談で、「中国は優れた中国企業がインドネシアの重要なインフラ整備プロジェクトに参加することを引き続き奨励し、インドネシアの新首都建設と北カリマンタン工業パークの建設に助力する」と述べた。北カリマンタン工業パークは様々な面でグリーン発展の理念を体現している。青山控股集団で北カリマンタン工業パークの現場を担当する徐治国氏はその例として、「北カリマンタン工業パークの港湾・埠頭建設過程において、当社は竹を使うことで土砂層を改善する。竹は成長スピードの速い建材であり、従来の木材の代わりに竹を使うことで、樹木の伐採を減らすことができる」と話す。
中国では「豊かな自然は金銀同様の価値がある」との理念がすでに人々の心に深く浸透している。この理念は中国企業の進出に伴い、北カリマンタン工業パークの隅々でも根付き、芽生えている。
過去10年間、中国はインドネシアにとって最大の貿易相手国であり、2022年の両国間の貿易額は前年比19.8%増の1490億9000万ドル(1ドルは約143.5円)に達した。インドネシアにおけるプロジェクトの中国企業による請負契約金額は2022年に140億ドルを超えた。「一帯一路」共同建設の道において、中国はインドネシアと手を携えて前進し、両国民に幸福をもたらすのみならず、地域、そして世界にもプラスの影響をもたらしている。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年6月27日