■娘の治療のためにカナダに移住したジュリー・ルアン
ジュリー・ルアン(欒菊傑)選手は、1984年のロサンゼルス五輪に中国代表として出場し、金メダルを獲得したフェンシングの選手。そのジュリー選手は50歳だった2008年、北京五輪にカナダ代表として参加し、32強入りを果たした。そんなジェリー選手がカナダに移住した経緯を聞けば、全ての人が涙するだろう。その理由とは「娘の病気」。「娘は2歳の時から、心臓ペースメーカを埋めなければならず、仕方なくカナダに移住することにした。本当に苦しい生活だった」とジェリーさん。しかし、カナダのフェンシング界で、ジェリーさんの名前を知らない人はいない。なぜなら、毎年60%以上のメダルを、ジェリーさんの教え子が獲得しているからだ。そのため、カナダフェンシング協会のコーチとしてのジェリーさんに対する評価は年々うなぎ上りになり、ジェリーさんは、「中国人として恥ずかしいことはしていない」と胸を張る。
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