中国陸軍の18の集団軍の部隊番号が初公開

　国務院新聞弁公室によると中国政府は16日、初の特定テーマの国防白書『中国の武装力の多様な運用』を発表した。国防白書の発表は1998年以降8回目。中国政府は今後、総合的国防白書と特定テーマの国防白書を交互に発表して、国防・軍隊整備の状況をより良い形で国内外に紹介する。

　白書は序文、本文、結語、付録の4部構成で約1万5000字。中国語版、英語版、フランス語版、ロシア語版、ドイツ語版、スペイン語版、アラビア語版、日本語版がある。従来の総合白書と比べ、今回の白書は鮮明なテーマ、焦点ある内容、突出した重点を持つ。白書は「中国は多元的で複雑な安全保障上の脅威と試練に依然直面している」と指摘した。

　白書は中国の軍事力の整備と発展の状況を系統立って紹介。陸軍機動作戦部隊は18の集団軍と一部の独立合成作戦師団（旅団）を含み、現在85万人。集団軍は師団と旅団で編成され、7つの軍区に各々属する。瀋陽軍区は第16集団軍、第39集団軍、第40集団軍を管轄。北京軍区は第27集団軍、第38集団軍、第65集団軍を管轄。蘭州軍区は第21集団軍、第47集団軍を管轄。済南軍区は第20集団軍、第26集団軍、第54集団軍を管轄。南京軍区は第1集団軍、第12集団軍、第31集団軍を管轄。広州軍区は第41集団軍、第42集団軍を管轄。成都軍区は第13集団軍、第14集団軍を管轄している。海軍は現在23万5000人で北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊を管轄している。空軍は現在39万8000人で瀋陽、北京、蘭州、済南、南京、広州、成都の7　つの軍区の空軍と空挺兵軍1つを管轄する。第二砲兵部隊はミサイル基地、訓練基地、専業保障部隊、大学と科学研究機関などを管轄し、現在東風型弾道ミサイルと長剣型巡航ミサイルを配備している。（編集NA）

　「人民網日本語版」2013年4月17日