香港 世界3位の対外直接投資市場に
国際連合(国連)貿易開発会議(UNCTAD)がこのほど発表した「2011年世界投資報告書」(WIR)によると、香港特別行政区が2010年に受け入れた海外からの直接投資は689億ドルに上り、世界ランキングは米国と中国大陸部に次ぐ3位だった。同特区投資推広署の報道官が27日明らかにしたとして、「人民日報」海外版が伝えた。
同報道官によると、2010年の世界の対外直接投資は総額1兆2400億ドルに上り、香港は前年比31.5%の689億ドルで、過去最高を更新した。また香港が受け入れた対外直接投資のストックは1兆ドルを超え、アジア全体の30%を占めた。
また同報道官によると、香港への資金流入が目立って増加しているのは、主にグローバル経済の発展の重心が東に移りつつあることの恩恵だ。香港はアジア地域の中枢に位置し、大陸部への窓口でもあるため、対外直接投資は今後も持続的に増加することが予想されるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2011年7月28日