「人魚姫」の神秘的な水中での生活
アンデルセンの有名な童話「人魚姫」を読んで、多くの女の子が人魚姫の暮らす海底の世界に思いを馳せたことだろう。現実の世界でも、人魚姫の様な生活を送っている女性たちがいる。英デイリー・メールは11月24日付の報道で、英国のファッションカメラマンAnnie Collingeさんが独特の視点から撮影した米・フロリダ州のあるテーマパークの「人魚姫」を演じるスタッフの写真による「人魚姫の神秘的な世界に迫る」という写真展について伝えた。作品は生き生きとした、それでいて若干の憂愁を帯びたものとなっている。光明網が伝えた。
Annieさんの作品は1947年にオープンしたフロリダ州の人魚をテーマとしたテーマパーク、Weeki Wachee Springsで撮影したものだ。1959年に同テーマパークは全盛期を迎え、「人魚姫」のショーに出演する35人の「人魚」たちは毎日8回以上のショーに出演していた。現在では彼女たちは有名な「人魚姫」のストーリーのショーに出演している。多くの出演者はここで何年も働き、この仕事を気に入り、「人魚姫」の生活を十分に楽しんでいる。出演者は水中でのショーの時、呼吸のためのチューブを人目につかないように隠して、来園者に水中で自由自在に生活する人魚姫の姿をリアルに見せている。
Annieさんによると、同テーマパークは夏のシーズンには満員になるが、寒い2月にはわずか数人の観客しかいないという。観客の中には「人魚姫」の熱烈なファンもいるという。同テーマパークは数年前に倒産の危機に直面したが、「人魚姫」ショーの出演者たちが連名で「私たちの尻尾を助けて」とアピールし、危機を回避することに成功した。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年12月13日