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人民網日本語版>>経済

新課税政策で越境ECはバタバタ 人気は健在

人民網日本語版 2016年04月12日14:32

最近、海外通販をよくする人は越境EC(電子商取引)のサイトで買い物する時に、「この商品には11.9%の税率が適用されます」という一文を目にするようになった。支払いの段階では、商品の代金のほかに、輸入税も支払うことになった。店舗の中には価格を税込にしているところもある。「送料込み」はネットショッピング族に喜ばれており、今またこれに「税込」が加わった。越境ECの新課税政策が施行されて最初の週末には、大手プラットフォームで大規模な値上げの動きはみられず、「税金全額返金」などの販売促進キャンペーンをうち出して消費者を呼び込もうとする店舗もあった。「北京日報」が伝えた。

業界では、越境ECの新課税政策が実施されたが、関連の細則は改善が必要であり、大手サイトの現時点での措置は応急処置に過ぎず、税込が常態になることはあり得ないとの見方が広がる。また越境ECの輸入商品「ポジティブリスト」が施行され、リストにない生鮮食品や液体ミルクなどは今後、越境ECルートから徐々に撤退していくことになるという。

▽棚から下ろされる一部輸入ミルク

新課税政策の実施前、財政部(財務省)は越境ECの輸入商品「ポジティブリスト」を発表し、リストに掲載されていない商品は越境ECの小売輸入に対する新課税政策に基づいて輸入することはできないとした。リストに挙げられた1142品目は消費者が日常生活で購入する消費財をほぼ網羅するが、生鮮食品や液体ミルクなどは入っておらず、化粧品と調製粉ミルクにはハードルが設けられた。化粧品の場合、すでに輸入されたことのある商品でなければだめで、調整粉ミルクは「食品安全法」の規定を踏まえて登録する必要があり、未登録の乳児用粉ミルクはリストから除外される。

一般的な化粧品やスナック菓子を主に取り扱う越境ECプラットフォームにとって、ポジティブリストの実施が取り扱い商品には影響することはほぼないが、総合型プラットフォームの場合は影響が大きい。ではリストにない商品の輸入はどうしたらよいだろうか。分析によると、多くのECプラットフォームは香港を経由するという方法を選択し、国際直送方式で消費者の手元に商品を届けようとしている。一般貿易ルートを利用したいなら、まず保税倉庫にある関連商品をすべて供給側に返品し、それから一般貿易ルートに足を踏み入れる必要があり、時間のかかるプロセスで、多額の国際送料も必要になる。


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