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被災地の今 震災5日後の写真を手に「傷跡」を訪ねる

人民網記者の特別報道

津波発生後5日目、まだ大量に溜まっている水。2年後のこの場所にあまり大きな変化は見られないが、道路上に停まっている車が増えた=宮城県名取市、白石さん撮影

 白石尚道さん(40)さんは神奈川県出身だが、3年前に宮城県名取市に仕事のためにやってきた。新しい仕事と生活がやっと安定してきて間もない頃に、かつてないほどの大地震が発生し、その後やってきた津波の襲来により、少しわかりかけてきたこのあたり一帯が再び見知らぬ場所へと様変わりした。津波の襲来から5日目、白石さんはバイクに乗って、津波により破壊された名取市の惨状をカメラで記録した。

 大震災からまもなく2周年になる10日、白石さんは当時撮影した写真を持って、再び写真を撮影した場所に訪れた。写真と眼前の景色の対比は人々に否応なく時間の経過を感じさせる。しかし、恐怖の記憶はいとも簡単に人々を津波が発生したあの瞬間に引き戻す。白石さんは地震や津波による直接的な被害は受けていないが、自然と生命への畏敬や災害がもたらした恐怖は今なお、心に刻まれている。白石さんは「津波が襲ってきた時、仙台飛行場地下の薄暗いトンネルを通るため車を運転していた多くの人々が犠牲となった。あれから2年たって今回初めてその場所も通ったが、今でもすごく不安を感じた」と語った。(編集MZ)

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