チャイナ・モバイル 全国326都市でTD-LTE試験を開始
中国移動(チャイナ・モバイル)が13日に明らかにした情報によると、中国工業・情報化部(工業・情報化省)はこのほど、同社のTD-LTE規模拡大試験の実施を許可した。中国移動は年内に、100の重点都市の中心市街地における4Gネットワークの持続的カバーを完了する。京華時報が伝えた。
中国移動は、「中国工業情報化部は、当社が北京などの全国326都市でTD-LTE規模拡大試験を実施することを正式に許可した。今回のプロジェクトでは20万6000基の基地局を建設し、100の重点都市の中心市街地の持続的カバー、および市街地のデータ事業ホットスポットのカバーを実現する」と表明した。
中国移動はこれまでに北京・上海・広州・深セン・南京・杭州などの15都市で4G事業の大規模試験を実施していた。これらの試行都市のうち、一部の都市(広州・深セン・杭州など)ではTD-LTEネットワークがすでにある程度カバーされている。
今回の規模拡大試験で20万6000基の基地局が建設されると、国内の主要100都市のTD-LTEネットワークがほぼ構築されることになる。中国移動がこのほど終了した第1期4Gネットワーク建設の入札の結果も、20万7000基の基地局の規模であった。
中国工業情報化部の苗ウ部長(ウ=土+于)は、「年末までに通信キャリアに4G許可証を交付する」と表明した。業界内から最近伝わった情報によると、中国情報工業化部はすでに3大通信キャリアの4G周波数分配作業を完了し、4G許可証交付の障害を取り除いており、今月末もしくは来月上旬に4G許可証が交付される可能性があるという。しかし3大通信キャリアの関係者は記者の取材に応じた際に、4G許可証の交付の時期については、新しい情報が得られていないと表明した。また、今年中に4G許可証が交付されたとしても、ネットワークの建設、端末の普及などの問題により、4G事業がすぐに広範囲で展開されることはない。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年10月15日