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日本の高校の中国語授業を見学 高校生の中国語の学び方

【中日対訳】

人民網日本語版 2015年05月05日14:54

高校1年生の中国語の授業が始まる前、生徒たちが続々と教室に入ってくる。教員の机のうえには2つの教科書が置かれていた。一つはこのクラスが今使っている「中国語 はじめの一歩」で、もう一つは「1年生のコミュニケーション中国語」だ。これらの教材は日本の出版社が編集・出版している。教室内には女子生徒が多く、男子生徒は少ない。中国語クラスを担当する温悠先生は在日中国人4世で、両親ともに中国語は話せない。温先生は地元で有名な華僑の子弟が通う横浜中華学院を卒業し、流暢な中国語を話す。温先生はみなと総合高等学校の高校1年から3年生の中国語クラスを受け持っている。 日本は春入学で、この日は高校1年生の2回目の中国語クラスだった。生徒たちは、本格的に語学を勉強する前に、まずは中国語の基礎知識を理解しなければならない。温先生はこの日、中国の行政単位や民族の分布について説明しているところ。2年生の生徒はすでに一定の会話を話せるようになっている。授業が終わる10分前、学生は2人1組になり、会話の練習を行う。授業が終わる。「起立」「礼」という号令と共に生徒たちが立って礼をする姿は、他の授業ではすでにあまり見られない光景になっている。温先生は、「この学校の生徒は中国語ができるので、大学に入った後、一般的に中国の大学に1年間交換留学に行く人が多い。中国語は、大学卒業後、就職を探す際に非常に有利な武器となる。ある生徒は、「アジアでビジネスの仕事をしたい」と将来の明確な希望を語った。この少女は、「中国語を勉強しているのは、中国のスターが好きだから。将来、自分のアイドルと通訳を介さずに直接会話をしたい」と希望を語った。 宮崎校長は、「国際的な視野を持つ優秀な生徒を育てることが同校の教育目標の1つである。学校は国際交流を重視しており、現在も中国から来た留学生2人が在籍している。昨年9月、生徒と教員を連れて上海と蘇州に修学旅行に行き、生徒たちはそれぞれ中国人の家庭に一晩ホームステイをした。生徒たちは感受性が豊かな青春期にあり、これらの異なる文化との接触や体験は時には人生に非常に大きな意義のある影響を与えることもある。学校は現在、上海の学校と姉妹校協定を締結する準備を進めている。生徒たちが中国語を上手く話せるようになり、中国の文化を理解し、将来国際的な人材になれることを希望している」と語った。 横浜市立みなと総合高等学校は横浜の中華街の西門にあり、中国語を学ぶには「地の利」と「人の和」という有利な条件を備えている。写真は、学校の正門。階段の右にあるのが体育館で、正面が講義棟。
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日本の文部科学省はこのほど高校生の国際交流等に関する調査報告を発表した。データによると、英語以外の外国語の科目を開設している高等学校等は708校で、言語数は15言語だった。そのうち、中国語の科目を開設している高校は517校(履修者数1万9106人)と最多で、2位は、韓国・朝鮮語の333校(1万1210人)、3位はフランス語の223校(9214人)、4位はドイツ語の107校(3697人)だった。同データは、2014年5月1日現在の数字。新華網が伝えた。

世界最大の中華街である横浜中華街の西門付近にある横浜市立みなと総合高等学校は2002年の学校創立以来一貫して中国語教育に力を入れてきた。英語を除くいくつかの第二外国語の中で、中国語だけが3年間連続して選択でき、他の言語は1年間の課程で修了する。全校生徒712人のうち、高校1年から3年の約50人の学生が中国語課程を選択している。友人の紹介を介し、同学校の宮崎健校長に連絡し、校長同伴で高校1年生と2年生の2クラスの中国語クラスを見学した。(編集MZ)

「人民網日本語版」2015年5月5日

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