南京砲兵学院廊坊キャンパスの卒業実弾演習が6月5日、瀋陽軍区の某海洋訓練基地で終了した。解放軍の「紅箭−10」など多くの対戦車ミサイルが練兵場に登場し、実戦の試練を乗り越えた。新華網が伝えた。
南京砲兵学院廊坊キャンパス対戦車ミサイル射撃指揮教研室の盧偉教授は、「解放軍の対戦車ミサイルは、総合的かつハイレベルなシステムを形成した」と説明した。
対戦車ミサイルは、戦車やその他の装甲車の破壊に用いられるミサイルだ。演習に参加した候補生は4種の対戦車ミサイルを発射した。そのうち今回の演習で4発4中だった紅箭−10は、中国最先端の多用途対戦車ミサイルで、上海協力機構の対テロ合同軍事演習「平和の使命2014」で初登場した。同ミサイルは光ファイバーを通じて映像を誘導装置に送る。戦車、防御施設、低空・低速飛行中のヘリなどの目視距離外のターゲットに対する精密攻撃が可能だ。
盧教授は、「わが軍の対戦車ミサイルには、ミサイルと発射台を切り離したもの、一体化させたもの、車両や軍機から発射されるものが含まれる。近距離・中距離・長距離などの射程距離を持ち、測角・赤外線・映像など異なる誘導方式を採用するシステムを形成している」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年6月8日