中国の新型兵器、アブダビ防衛産業展示会に登場

中国保利科技公司が展示した07PD型8×8輪式多武器装甲平台（プラットフォーム）を見学する来場者

アラブ首長国連邦の首都アブダビで開催中の国際防衛産業展示会「IDEX2015」は、中東地域で最大規模の展示会だ。中国企業は同展示会で新製品・新技術を展示し、多くの来場者および軍需企業の注目を集めた。新華網が伝えた。

中国北方工業公司は中東地域で初めてAR3ロケット砲とスマート弾薬を展示した。うち、新たに開発されたAR3ロケット砲の射程距離は280キロに達し、幅広い目標を火力によって制御するほか、重要な目標に対する正確な攻撃が可能だ。

中国保利科技公司は多くの兵器を搭載できる装甲車を使い、最新の地上高機動精密攻撃による火力支援システムを展示した。同システムは異なる偵察モードを融合し、40キロの範囲内の地上・低空の目標を迅速に捕捉し、かつ全天候・全射程距離の精密攻撃を実施できる。同時に展示された多用途小型無人ヘリは、通信・中継、情報偵察、戦場監視などのさまざまな軍事任務の需要を満たすことができる。

中国航天長征国際貿易有限公司が展示したA300長距離地対地ミサイルの射程距離は120−290キロに達し、1度の一斉射撃により20平方キロメートル内の複数の目標を攻撃できる。

中国精密機械輸出入有限公司が展示したFD-2000長距離防空システムは、強い電子妨害を受けながらも使用できる。航空機、軍用ヘリ、無人機のほか、巡航ミサイル、空対地ミサイル、精密誘導爆弾を迎撃できる。

1993年以来、隔年開催されているアブダビ国際防衛会議・展示会は、世界で最も重要な国際防衛システム展示会の一つとされている。同展示会は、中東・北アフリカ地域で最大規模の、陸海空の防衛分野を網羅する専門的な展示会だ。今年は約40社の中国企業が出展した。（編集YF）

「人民網日本語版」2015年2月27日