中国航空工業集団公司のウェブサイトが発表した情報によると、中航工業成都発動機(集団)有限公司と中航空天発動機研究院は3月20日、短距離離陸・垂直着陸機(STOVL機)プロジェクトの提携に関する契約式を開いた。同プロジェクトは海軍の上陸作戦能力の強化を目的としており、同種の武器装備の空白を埋める模索的なプロジェクトだ。
STOVL技術はその名の通り、滑走路がなくても離着陸を可能にする技術のことで、1950年代末より着手された航空技術だ。技術の研究は早期から行われていたが、飛行制御、エンジンの動力、材料などの各種要素により、就役に成功した軍機の数は少ない。STOVL機は整った滑走路を必要とせず、地上部隊と連携し前線および揚陸艦から攻撃を仕掛けることができる。前線を迅速に支援し、フレキシブルに投入できる。(編集YF)
「人民網日本語版」平成27年3月27日