中国北斗衛星測位技術を応用した精密農業操作設備が10日、チュニジアの農業エンジニアリング学校で公開され、現地の専門家・学者から高く評価された。新華社が伝えた。
チュニジアの農業エンジニアリング学校で同日、中国の合衆思壮科技公司のエンジニアが現場の農業用トラクターに、北斗衛星測位システムを使用する自動運転設備を取り付けた。数時間後、この普通の農機はチュニジアで初めて衛星測位設備を使い正確な測位・操作を実現した自動運転農機となった。
中国側のエンジニアはデモで、北斗衛星測位システムの正確さを直観的に示すため、トラクターの走行ルート上に石をおいた。スピードを変えて数回前進したところ、トラクターは石を正確に回避し通過した。チュニジアの専門家はこれに感嘆の声を上げた。ある見学者は、それまで携帯電話のナビアプリしか使ったことがないが、中国の測位技術が農機を自動運転させるとは思わなかったと述べた。
中国衛星測位システム管理弁公室国際協力センターの沈軍副センター長は取材に対して、「北斗衛星測位システムの精度はセンチメートル級に達しており、農業分野で非常に広い応用範囲を持っている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年3月13日