発射センターの様子(撮影・梁珂岩)
西昌衛星発射センターは15日12時23分、「長征3号乙」ロケット(及び遠征1号上段)を使い、第39・40基目となる北斗測位衛星を打ち上げた。同2基は中円地球軌道衛星で、中国の北斗3号システムの15、16基目のネットワーク構築衛星となる。計画によると、今後さらに中円軌道衛星2基と地球同期軌道衛星1基を打ち上げ、年末までに基本的なシステムを構築し、「一帯一路」(the Belt and Road)沿線諸国にサービスを提供していく。人民日報海外版が伝えた。
情報によると、応用と産業化をめぐり、北斗の整った産業チェーンが形成されている。北斗は公安や交通、漁業、電力、林業、減災などの業界で広く応用されており、スマート都市の建設と社会ガバナンスに貢献している。500万台以上の事業用車両が北斗を利用し、世界最大のGNSS(世界測位衛星システム)車載ネットワークプラットフォームを構築している。また、全国の漁船4万隻以上が北斗を搭載しており、救助された漁師の数は累計1万人を超え、漁師の海の「守護神」になっている。
さらに北斗は一般人の生活にも歩み寄っている。世界の主流携帯電話のチップのほとんどが北斗をサポートしており、国内で販売されるスマートフォンの標準スペックになりつつある。シェア自転車に北斗を搭載することで、詳細な管理が実現されている。北斗をサポートする腕時計、ブレスレット、学生カードは、人々の日常生活を守り、その利便性を高めている。
自主コントロールについて、北斗衛星測位システムはコア部品、ユーザーデバイスの全面的な国産化を実現しており、中国の特色ある重大プロジェクトの自主コントロール発展の道を歩んでいる。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月16日
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