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中国の北斗3号基本システム、グローバルサービスを開始

人民網日本語版 2018年12月28日13:48

27日午後に開かれた国務院新聞弁公室の記者会見で、中国衛星測位システム管理弁公室主任を務める北斗衛星測位システム報道官の冉承其氏は、北斗3号基本システムが完成し、同日よりグローバルサービスを開始したと発表した。これは北斗システムのサービス範囲が地域から世界に拡大し、北斗システムは正式にグローバル化の時代を迎えたことを意味する。人民日報海外版が伝えた。

北斗システムは中国が独自に建設・運行する、世界のその他の衛星測位システムと互換性を持つグローバル衛星測位システムだ。全世界・全天候・24時間型の高精度かつ信頼性の高い測位・ナビ・時報サービスを提供できる。北斗システムの建設は90年代に始まる。「3ステップ」発展戦略に基づき、アクティブからパッシブへ、地域から世界へと進んでいった。北斗1・2・3号システムを作り、中国の特色ある衛星測位システムの建設の道を切り開いてきた。

◆世界各地でサービスを利用可能

北斗システムの軌道上を飛行中の衛星と地上システムは現在、安定的に稼働している。世界範囲で行われたテストと評価によると、システムの性能は狙い通りの目標を達成しており、グローバルサービス能力を持っている。

新たに発表された北斗システムオープンサービス性能マニュアル(2.0版)によると、北斗システムのサービス性能は次の通り。サービスエリアは全世界で、測位精度は水平方向10メートル、垂直方向10メートル。速度測定の精度は0.2メートル毎秒で、時報の精度は20ナノ秒。システムサービスの稼働率は95%以上。うちアジア太平洋での測位の精度は5メートル、垂直方向は5メートル。「一帯一路」(the Belt and Road)関係国・地域を含む世界各地で、北斗システムのサービスを利用できる。

計画によると、中国は2019−20年にさらに北斗3号衛星を11基、北斗2号衛星を1基打ち上げる。アジア太平洋でのサービスを強化すると同時に、グローバルサービス性能を高める。後続の衛星によるネットワークを構築後、世界一流の衛星測位サービスを提供する。


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