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水深6000メートルの深海データ、北斗衛星へのリアルタイム伝送を実現

人民網日本語版 2019年02月01日14:29

中国次世代遠洋総合科学観測船「科学号」が31日、2018年第6回西太平洋総合観測航行を遂行した後、青島市に無事に帰還した。科学観測隊員は今回の航行で、西太平洋リアルタイム科学観測ネットワークのメンテナンス・アップグレードを行い、北斗衛星による観測ネットワークのデータのリアルタイム伝送を実現した。科技日報が伝えた。

中国科学院海洋研究所、煙台海岸帯研究所所長の王凡研究員によると、今回の航行では北斗衛星による深海潜水ブイ大容量データのリアルタイム伝送が初めて実現された。この独自開発された技術は、容積が小さく給電量が少なくデータ量が多いといった深海潜水ブイの問題を克服し、海外の通信衛星に依存していた歴史を塗り替えた。深海データリアルタイム伝送の安全性・独自性・信頼性を大幅に高めた。

王氏は「今回の航行におけるもう一つの重大な進展は、誘導結合と水声通信技術を融合させ、水深6000メートルという大水深データのリアルタイム伝送を初めて実現したことだ。大洋上層で100メートル毎の水温・塩分・潮流データのリアルタイム伝送を実現し、大洋中深層で500メートル毎の水温・塩分・潮流データのリアルタイム伝送を実現した。6000メートル深海データ北斗衛星リアルタイム通信潜水ブイは投入後、1カ月以上にわたり安全に稼動しており、正常にデータを伝送している」と説明した。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年2月1日

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