自動車が電動化やスマート化の方向へ発展するのにともない、大手モーターショーの会場で部品サプライヤーや科学技術企業の姿をますます多く見かけるようになった。「新民晩報」が伝えた。
今年の上海モーターショーでは特別に「未来の移動交通ゾーン」が設けられた。コンチネンタル、ボッシュ、ZFフリードリヒスハーフェン、ビステオン・コーポレーション、ヴァレオ、ホライズン・ロボティクス、禾多科技、ベロダイン・ライダー、北京亮道智能自動車技術有限公司を含む多くの有名ハードウェア・ソフトウェアサプライヤーが、自動車のインターネット(IoV)、チップ、自動運転ソリューション、高精度測位、レーザーレーダーなどの細分化された分野における最先端の技術や製品を集中的に展示する。
中国の自動運転プランサプライヤーの小馬智行、AutoX、知行科技はそれぞれの自動運転技術プランを打ち出す。高速自動運転と自動駐車に特化したスタートアップ企業の禾多科技、自動運転の物流シーンに取り組む西井科技もそろって姿を見せる。
今年の上海モーターショーは、阿里巴巴(アリババ)、騰訊(テンセント)、百度(バイドゥ)などのインターネット大手への期待として、実用化が始まった製品がどれぐらいあり、 いかにより多くの消費者がより便利なインターネット自動車ライフを実感するかだ。 アリババの展示ブースでは、人工知能(AI)が制御する運転席が話題になっており、ここには音声によるコントロールやスマートインタラクティブなどの技術が集約されている。
百度の車載OS(基本ソフト)スマート交通システムを搭載した「哈弗H6」300万台記念エディションは、ユーザーの好みに応じて、歌や講談などをピンポイントでおすすめすることが可能で、人と車の間で成語のしりとりも楽しめる。今回のショーで発売される星途汽車の初の量産車「TXL/TX」は百度の自動運転システム「アポロ」と提携し、顔認証、顔認証決済、拡張現実(AR)ナビゲーションを初めて応用したほか、無線によるソフトの更新、未来のネット交通システムの構築にも対応する。
今回のもう1つの注目点は、通信大手の華為(ファーウェイ)とLGが初めて自動車部品サプライヤーとして出展することだ。「デジタルの世界をすべての車に」はファーウェイ展示ブースのテーマで、5G自動運転、スマート交通などの技術成果を集中的に展示する空間となる。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年4月17日