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厳しい目で商品を判定するブランド品鑑定士

「バッグはひっかき傷だけでも不良品、心は痛むがやむを得ない」

人民網日本語版 2019年08月26日10:28
厳しい目で商品を判定するブランド品鑑定士
バッグの鑑定をする「菜鳥網絡」の鑑定士(写真著作権は東方ICが所有のため転載禁止)。

大手物流サービス企業「菜鳥網絡」の杭州アフォーダブル・ラグジュアリー(手頃な贅沢品)保税倉庫には、ピーク時には、海外業者が保有する商品価値1億元(1元は約15円)以上の保税商品が保管されている。その中には、有名ブランドのバッグ、腕時計、貴金属アクセサリーなどがある。全ての輸入されたアフォーダブル・ラグジュアリーのブランド品は、倉庫に保管される前に、鑑定士による全面的な鑑定を受ける必要がある。鑑定を終えてから、ようやく、オンラインショッピングサイト「天猫国際」での販売が認められる。

数千元の価値があるバッグが、小さなひっかき傷があるだけで、鑑定で「不良品」と判断される。ある鑑定士は、「心は痛むが、やむを得ないことだ」と話す。また、ある鑑定士は、「消費者は数千元も払って買うのだから、表面に傷があったら嫌な気分になるのは当然のことだ」と語った。

すべての鑑定士は、勤務中、商品に傷がつくことのないよう、アクセサリーを身に着けることを禁じられている。

鑑定は極めて厳格に行われ、包装がはがれているだけでも「不良品」と判断されることさえある。鑑定士が普段鑑定する商品には、輸入もののブランド腕時計、バッグ、貴金属アクセサリーなどがある。多くの場合、各鑑定士が鑑定する商品の価値はおそらく100万元に達する。一部の商品には、防犯チェーンが付けられる。この防犯チェーンは、いったん破損すると元に戻らないため、商品のすり替えなどの行為を防ぐことができる。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年8月26日

  

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