新中国成立70周年

日韓対立激化 最後に勝つのはどちらか (2)

人民網日本語版 2019年09月20日16:54

■対立激化 最後に勝つのはどちらか

張氏は「現時点で貿易戦争と呼ぶのはやや行き過ぎだ。両国はまだ関税障壁を設けていないからだ。まだ不便になり、相互信頼が下がったという性質だが、損害は確かにある。この損害は両国の産業上の相互補完に由来する。例えば日本が規制する半導体材料のフォトレジストとフッ化水素は、日本が産業の川上におり、韓国は日本から輸入する必要がある。韓国の半導体産業は非常に巨大で、全世界の半導体市場で50%近くのシェアを占めている。川上の材料を韓国に売らないのなら、短期間で適切な代わりの買い手を見つけるのも容易ではなく、売らない日本自身も損害を被る。一方韓国は必要な材料が不足し、当然より直接的に半導体産業が打撃を受ける。しかも現状を見ると、相互信頼が急速に低下したために、生活消費、観光、文化交流のいずれもが負の打撃と影響を受けている。だから、こうした衝突に勝者はいない」と指摘。

「韓国は海外市場に強く依存している。現在、世界市場は不確定性にも満ちており、韓国経済は下押し圧力が非常に大きい。日本と叩き合いを続ければ、災難の上に災難が重なるだけだ。こうした状況の下、双方の国益と長期的発展に着眼して、対抗するのではなくて協力を再開しなければならない。状況が現在の段階にまでいたり、問題を解決するにはやはりまず日韓双方がテーブルについて話し合う必要がある。これと同時に、例えば三カ国間や多国間の交渉や協力、あるいは東アジア地域包括的経済連携(RCEP)交渉プロセスが、新たな解決の道を見出すうえでも助けになるだろう」と語った。(編集NA)

「人民網日本語版」2019年9月20日

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