(2)注目される議題。今回のフォーラムは大国間関係、中小国の利益、国際安全保障上のリスクなど国際関係分野の重要問題に注目するとともに、海洋安全保障、国際テロ対策、中東安全保障などの分野での新たな状況にも関心を寄せている他、国際安全保障や未来の戦争への人工知能(AI)など科学技術発展の影響も重視している。
(3)規模の拡大とグレードのアップ。全体的に見て外国高官の数は過去を上回り、専門家・学者の数は過去最多に達する。
(4)内容と形式の多様化。研究・討論は幅を広げ、さらに深めた。分科会を前回の4つから8つの増やしたほか、各国の著名専門家による対話を設けた。また、中米関係の行方、国際核軍備制限の展望などの問題についての専門のシンポジウムを設けた。
北京香山フォーラム(旧称・香山フォーラム)は2006年の発足以来、すでに8回の開催に成功。「トラック2」から「トラック1.5」への高度化を実現し、アジア太平洋地域で重要な影響力を持つハイエンド防衛・安全保障対話フォーラムへと次第に発展した。(編集NA)
「人民網日本語版」2019年10月21日