天気が徐々に暖かくなり、中国各地の実店舗の書店や博物館、図書館といった文化施設が続々と営業や一般開放を再開させている。書店にいる客の顔には、大好きな書物と久しぶりに再会できた喜びがあふれていた。数メートルの間隔をあけて座っている客は、読書に没頭している人、ガラス窓越しに美しい春景色を楽しむ人などさまざまだ。今年の春は、いつもよりやや遅く訪れたが、人々は「とうとうやって来た」という思いを強くしていることだろう。
施設や店舗に入るには、実名によるオンライン予約や厳重な検疫などの「検問ポイント」を通過しなければならない。また、除菌ロボットや健康カードなどの新たな設備や方法が導入されることで、検査効率が高まり、新型コロナウイルスへの感染リスクが抑えられている。今のところ、入場者の数はそれほど多くはないが、全てが秩序立てて再スタートしており、より良い方向に向かうための準備に従業員も忙しく取り組んでいる。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年3月30日