中国はWHOの世界的協力イニシアティブへの参加を決定

人民網日本語版 2020年05月07日14:45
中国はWHOの世界的協力イニシアティブへの参加を決定

外交部(外務省)の華春瑩報道官は6日「中国側は感染症と戦う世界の協力において世界保健機関(WHO)がリーダーシップを発揮することを断固として支持する。新型コロナウイルスのワクチンと治療薬の研究開発の加速、生産と公平な分配についてWHOの打ち出した世界的協力イニシアティブを歓迎しており、参加を決定した」と表明した。

WHOのテドロス事務局長は4月24日、新型コロナウイルス感染症に関するワクチン、診断ツール、治療ツールの研究開発、生産及び公平な分配を加速するための国際協力イニシアティブ「Access to COVID-19 Tools (act) Accelerator」を世界中の協力パートナーと共同で始動すると宣言した。

華報道官は「ウイルスに国境はなく、各国の人々はワクチンと治療薬への平等なアクセスの権利を有する。感染症の発生後、中国は直ちに世界各国と新型コロナウイルスのゲノム情報を共有し、データ及び研究成果を共有するプラットフォームを構築し、治療薬及びワクチンの研究開発にける国際協力を積極的に繰り広げて、各国のワクチンと治療薬の研究開発に重要な貢献をしてきた」と指摘。

「世界の公衆衛生上の安全における最も権威ある専門の国際機関であるWHOは世界が公衆衛生上の危機に対応するうえで代替不能なカギとなる役割を果たしている。中国側は国際社会と共に、新型コロナウイルス感染症の医療製品の研究開発と生産を加速し、こうした製品の公平な分配を後押しし、世界の公衆衛生上の安全を守り、感染症と戦うために努力したい」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年5月7日

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