世界保健機関(WHO)はこのほど「新型コロナウイルス感染症対策のタイムライン」を更新した。米側の政治屋はこれに基づき、中国側は感染症の大流行をWHOに報告しなかったと考えている。
外交部(外務省)の趙立堅報道官は6日の定例記者会見で「この主張は全く事実と一致しない。中国政府とWHOの発表したタイムラインは共に、中国が感染症の情報を直ちに、透明性をもって国際社会と共有したことをはっきりと示している」と指摘した。
趙報道官は「中国側はWHOの国際保健規則(IHR)の締約国として、終始公開性と透明性ある責任ある姿勢で、IHRの定める責任と義務を真摯に履行し、感染症の情報をWHO、関係国と地域組織、及び中国の香港・マカオ・台湾地区に直ちに自ら進んで伝えた。中国政府とWHOの発表したタイムラインは共に、中国が感染症の情報を直ちに、透明性をもって国際社会と共有したことをはっきりと示している。昨年12月31日、武漢市衛生健康委員会は公式ウェブサイト上で『現在の我が市における肺炎流行の状況に関する通知』を発表した。中国側は直ちにWHOに報告を行った。事実は明々白々だ」と述べた。
また「米国の一部の政治屋が事実を歪曲し、嘘をでっち上げるのは、自らの政治的目的に資すよう中国とWHOのイメージを悪くするのが目的だ。我々は彼らに対して、事実を尊重し、政治工作を止めるよう促す」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年7月7日