香港地区に関する米国ら5か国外相声明に在カナダ中国大使館報道官が談話

カナダ、米国、英国、オーストラリア、ニュージーランドの外相による香港地区に関する声明を受けて、在カナダ中国大使館の報道官は次のような談話を発表した。中国新聞網が伝えた。

カナダ等の外相は9日に声明を発表して、再び香港地区の事についてむやみに批評し、中国の内政に粗暴に干渉した。中国側はこれに強い不満と断固たる反対を表明する。

厳しい感染状況を前に、香港特区政府は第7期立法会議員選挙の延期を決定した。これは香港地区市民の生命の安全と身体の健康を守るための正当な措置であり、立法会選挙の安全性と公正性及び公平性を確保するために必要な措置でもある。香港地区の一部の者の言動は法律の守るべき一線を突破しており、悪行にまみれている。彼らの立候補を無効とした香港地区選挙主任の決定は、基本法、香港地区国家安全維持法、香港地区選挙法に厳格に基づくものだ。

香港地区国家安全維持法は香港地区の法的不備を補った。これは『一国二制度』の方針を法治の軌道上で長期安定的に前進させることに寄与し、香港地区の長期的安定に寄与するものであり、圧倒的多数の香港地区住民の安全及び法にのっとり有する諸権利・自由を保障する。香港地区の祖国復帰後、「中英共同声明」の英側と関係する規定はすでに全て履行を完了した。中国政府による香港地区政策の法的根拠は中国憲法と香港地区基本法であり、「中英共同声明」とは無関係だ。

カナダ等の国々の外相による声明は事実を顧みず、ダブルスタンダードを弄し、中国の内政に干渉する、傲慢と偏見に満ちたものであり、国際法と国際関係の基本準則への重大な違反を犯している。このような行為は「一国二制度」を破壊し、香港地区住民が法にのっとり有する諸権利・自由を害するだけだ。香港地区は中国の特別行政区であり、香港地区の事は完全に中国の内政である。中国側は関係国に対して、香港地区関連の問題を利用した中国への内政干渉を直ちに止めるよう促す。誤った道を突き進んではならない。（編集NA）

「人民網日本語版」2020年8月10日